2021年のサマースラムで対決!!
マネー・イン・ザ・バンクにおいてエッジとの対戦で防衛を果たしたロマン・レインズ、まさに絶対王者ですね!!ところが試合直後にジョン・シナの入場曲が流れて会場は騒然!!シナの復帰です!しばらくは映画の撮影で忙しくしていたのか、一年以上もリングに登場していませんでした。
十分に存在感を与えたシナがなぜこのタイミングで復帰したのでしょうか。もちろんロマン・レインズに狙いを定めたのが第一の理由で、スマックダウンでは高慢なロマン・レインズを止めれるのは自分自身であると説明していました。
その他にも理由があるようでサマースラムでレインズのWWEユニバーサル王座に挑み、仮に勝利すれば・・・ジョン・シナ自身が通算17回目の世界王座となります。これはWWEにおける大記録でもあるため、レコード樹立を目指してた挑戦という意味も込められているようです。
また、過去にお互いがあまりシングルマッチを組んでいない点も、この試合の価値を上げていると思われます。めったに見られない試合なのです。なかなか試合が組まれなかったのは二人ともベビー要素が強かったことがありますね。
ジョン・シナはデビュー当初はラップでマイクパフォーマンスを披露するヒールキャラであったものの、ベビーフェイスになってからは15年以上もベビーを貫いています。一方、ロマン・レインズもデビュー当初のシールド時代はヒールであったものの、徐々にベビーに転身。
二人ともベビーである時期が重なっていたのであまり対戦することがなかったのですが、過去には2017年のノーマーシーにてシングルマッチが実現したことがあります!!この試合時はどちらもベルト王座を保有していなかったので通常の試合となりました。
今回は世界王座をがかかっている一戦なのでどのような結果になるのかとても楽しみですね。真夏の祭典とも例えられるサマースラム大会はWWEでも4大(レッスルマニア・サマースラム・サバイバーシリーズ・ロイヤルランブル)大会の1つと言われていますので要注目なビッグイベントです。
ロマン・レインズとジョン・シナはどちらが強いのか
ユニバーサル王座はWWE世界ヘビー王座とは少し異なる王座です。WWEの中でもユニバースに認められた頂点のベルト・・・それがWWEユニバーサル王座な訳ですから、今のロマン・レインズの悪態な振舞にはジョンシナも我慢ができなかったという展開です。今回も、ファンの気持ちを背負って戦おうとしている構図ができています。
さて、過去の2017年のノーマーシー大会ではロマン・レインズがジョン・シナに勝利しています。レインズが最後に得意技のスピアーを決めるのですが、途中はジョン・シナも健闘!!ロープから雪崩式の「アティテュード・アジャストメント」を決めるなどとても見応えありました。
ジョン・シナはレスリング技術が下手だとか叩かれる事が多かったのですが、2017年のジョン・シナは動きが軽快で、コーナーのトップから相手の高等部めがけてレッグドロップを決めたり、走ってジャンプしたロープの反動を利用して相手にスタナーを決めるなどいろいろな技を魅せていた頃です。今回もこのような雪崩式の技が飛び交うのかとても気になります。
この時期はジョン・シナもロマン・レインズもベビーフェイスなキャラであったことから、試合後はお互いに称える場面もありました。ジョンシナからしたら「次はお前がWWEを引っ張っていくんだぞ!」って次世代のエースに対しての賞賛ですよね。
2021年のサマースラムで、またジョン・シナが負けるようであれば悪夢です。かなりの屈辱ですし、今回はヒールとベビーがはっきりと明確に分かれています。コロナ禍を耐え抜いたファンからしたら、「ネバーギヴアップ精神」をもつジョン・シナを支持するファンが以前よりも増しています。
これは憶測の範疇ですが、レッスルマニアやマネー・イン・ザ・バンクでエッジがレインズを苦しめたクロスフェイスのような関節技と、ジョン・シナの得意技でもあり関節技の「STF-U」は形が似ており、伏線に繋がるかもしれません。
ロマン・レインズはタップアウトしない強靭な精神力でも有名なレスラーなので、もしかしたらこの技が決定打になる瞬間もあるかもしれません。もしレインズがベルトを手放すとしたらかなり大きなショックですので、この技になるのではないかと考えます。
また、「16回の世界王座」と呼ばれているリック・フレアーが先日WWEとの契約を解除することになったので、もしかしたらWWE側としてはジョン・シナの記録を更新する狙いも考えられますよね。とは言っても依然として絶対王者として君臨しているロマン・レインズですからここで防衛失敗になるのか・・・様々な思惑が働きます。
レインズが防衛して長期支配を続けるのか、それともジョン・シナが17回目の世界王座となるのか・・・この試合はいずれにしても賛否両論の男から目が離せませんね!